制作メモ | R. OPS #0.0

日本の伝統的なリズムを勉強しながら四つ打ちに反映する試みをしています (詳細)。

これまで #1.1-#7.7まで 43 日間 / 43 トラックに渡り、毎日少しずつ Max/MSP パッチのモジュールを改造し、その箇所を使ったトラックをアップしてきましたが、そろそろパッチも落ち着きこれから Maker Faire Tokyo 2017 当日まで色々面白い仕掛けを仕込んでいこうかといった状態になりました。当日のギミックを全部アップしてしまうと面白さがなくなってしまうかもしれないので…区切りとして現状制作済みのモジュールをひと通り動かしたトラックを作りました。ひとまず R. OPS シリーズは休止しますが、これまで長きに渡り聴いてくださった皆様、アドバイスを送ってくださった皆様、本当にありがとうございました!

ちなみに各トラックにつけていた名称は Book of Revelation の各章を順に追った形になっています。このひと月和訳版を読んでみたのですが、映画やSF小説、アニメの元ネタの理解が深まったりと面白かったです。


( Maker Faire Tokyo 2017 終了まで公開)

#7 からの変更は、ロータリースピーカーや Pioneer DJM シリーズに搭載されているエフェクトのシミュレート、カットアップの種類を増量、スライサーの各スライダーにエンベロープの追加等などです。当日までまだ数週間あるので、 DJ プレイの感覚を出せる機能を盛り込んでいこうと思います。ブースではパッチのビートに反応して着物ドレスの LED が変更されたり、特製のコントローラーで Acid Bass を並走させたり、その場で制作した自作トラックをスマートフォンでお持ち帰りできるようになる予定です。着物ドレスの模様は May Lilyq (@lilyqworks) • Instagram photos and videos でご覧になれます。

8/5-8/6 はぜひ Maker Faire Tokyo 2017 のブースに遊びにいらしてください、どうぞよろしくお願いいたします。

制作メモ | R. OPS #7

日本の伝統的なリズムを勉強しながら四つ打ちに反映する試みをしています (詳細)。 Max/MSP パッチのモジュールを一つずつ改良しているのですが #7.1-7.7 で主に操作性の改善、コントローラーの値のクオンタイズ機能を調整をしました。


( Maker Faire Tokyo 2017 終了まで公開)

Maker Faire Tokyo 2017 のブースで音を出して楽しむことが出来るようにセットアップしているのですが、コントロールする場合に急な値の変化や値が変化し続けることを想定し、 BPM にそって値が管理されるように調整しました。また、ツマミのカーブも少し緩やかなタイプに変更したので、以前より自然な操作ができるようになった気がします。作業をしてて人間の動きとデータの変化に興味が出てきたので、アナログ機材のツマミやフェーダーカーブのデータ収集がしたくなりました…。

以下、変更箇所のまとめです。

Module Update
Sequencer Clock -
Swing -
Synth / Sampler Kick コントローラーの値の管理機能を追加
Hi Hat コントローラーの値の管理機能を追加
Snare / Percussion コントローラーの値の管理機能を追加
Bass Acid Bass パッチへの移行準備中 / 外部音源と同期可能に
Layer Generator Sampler コントローラーの値の管理機能を追加
Channel Strip Volume コントローラーの値の管理機能を追加
Panner -
Effector Compressor -
Delay コントローラーの値の管理機能を追加
Filter コントローラーの値の管理機能を追加
Glitch -
Granular コントローラーの値の管理機能を追加
Graphic EQ -

制作メモ | R. OPS #6

日本の伝統的なリズムを勉強しながら四つ打ちに反映する試みをしています (詳細)。 Max/MSP パッチのモジュールを一つずつ改良しているのですが #6.1-6.6 で主に外部音源との連携、サウンドファイルの読み込みのモジュールの調整をしました。


( #7.1-7.7 完了まで公開)

ビート関連のサンプラーモジュールにピッチのセミオート調整機能を追加しました。 ADSR のどこで音をとるか指定 + パッチ設定のスケールに調整されるので、これまでよりも鳴りがまとまった気がします。また、外部音源との同期が出来るようになりました。現状では MIDI の仕様を念頭に置いていますが、 CV/Gate も対応させる予定です。Maker Faire Tokyo 2017 では Roland TB-03 | Bass Line と連携して音が出せるようにできたらと検討していますので、よかったらぜひ遊んでやってください。

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(写真: Grain Noir's TB-03 w/ Max/MSP Patches)

以下、変更箇所のまとめです。

Module Update
Sequencer Clock -
Swing -
Synth / Sampler Kick 読み込んだサウンドファイルをスケールを元にピッチ調整可能に
Hi Hat 読み込んだサウンドファイルをスケールを元にピッチ調整可能に
Snare / Percussion 読み込んだサウンドファイルをスケールを元にピッチ調整可能に
Bass Acid Bass パッチへの移行準備中 / 外部音源と同期可能に
Layer Generator Sampler Scale 管理の機能の改良
Channel Strip Volume -
Panner -
Effector Compressor -
Delay -
Filter -
Glitch -
Granular -
Graphic EQ -

制作メモ | R. OPS #5

日本の伝統的なリズムを勉強しながら四つ打ちに反映する試みをしています (詳細)。 Max/MSP パッチのモジュールを一つずつ改良しているのですが #5.1-5.8 で主にクオンタイズ機能、ピッチ管理とイコライザーのモジュールの調整をしました。


( #6.1-6.6 完了まで公開)

このパッチは Maker Faire Tokyo 2017 に展示するメインのパッチとして組んでいるのですが、当日お越しになられた方がその場で四つ打ちを制作・録音・お持ち帰りができるように計画しています。その為、パッチだけで簡易ミックス+マスタリングができるようにモジュールの準備をしています。#5 ではサイドチェイン EQ (詳細) をその一環として制作してみました。また、アシッドベースパッチと連携が取りやすいように、 #5.8 では上モノがベース用に用意したスケールに連動できるように改良しています。アシッドベースパッチへの移行は Maker faire 用のコントローラーの準備と合わせて進めています。


またクオンタイズ機能に関しては、実際の和太鼓や祭りの音源を参考にできるように進めています。古い音源だと劣化や録音環境が良くないものもあるので、 iZotope RX 6 で整音 → DAW でスライス → SQLite といった感じでまとめています。

以下、変更箇所のまとめです。

Module Update
Sequencer Clock -
Swing Quantize 機能の改良
Synth / Sampler Kick Scale 管理の機能の改良
Hi Hat Distortion を追加
Snare / Percussion -
Bass Acid Bass パッチへの移行準備中
Layer Generator Sampler Scale 管理の機能の改良
Channel Strip Volume -
Panner -
Effector Compressor -
Delay Pitch 管理の機能を追加
Filter -
Glitch -
Granular -
Graphic EQ Sidechain EQ に変更

サイドチェイン付き EQ パッチ

コンプレッサーでサイドチェイン (この場合ダッキング) するとウネリが目立つので、 EQ で出来ないかと地味なパッチを制作中です。

16 Bands の EQ には [fffb~] を使用してみました。バンドパスフィルターの集合体のようなオブジェクトで何かと便利です。これを使うと全体に等量反映させるだけでなく、それぞれのバーに個別に反映させることも出来るので細かい調整ができます。 (freqRatio) で曲のキーに調整できるのも便利です。

また、ダッキングには現在 [zl stream] - [zl median] を使用して当たりをつけて調整しているところですが、

f:id:NOEL-KIT:20170625182243p:plain

もう少しスッキリさせたいので別の方法を検討中です。ひとまず四つ打ちのパッチ (詳細) に入れて音作りをしてみています。 8/5 の Maker Faire Tokyo 2017 には完成した状態で実装している思いますので、よかったらブースでいじってみてやってください。

制作メモ | R. OPS #4

日本の伝統的なリズムを勉強しながら四つ打ちに反映する試みをしています (詳細)。 Max/MSP パッチのモジュールを一つずつ改良しているのですが #4.1-4.8 で主にハイハットとピッチ管理のモジュールの調整をしました。


( #5.1-5.8 完了まで公開)

ハイハットが減算合成 + FM/RM 変調できるようになったので、サウンドのバリエーションが増えました。また、グリッチとグラニュラーをまとめる作業をしました。元々シンセサイズの機能に寄せていたグラニュラーのモジュールだったので、同時に出来ることに制限が出ますが動作が軽くなりました。そして後半 (#4.7-4.8) では、ビートと上モノのピッチが噛み合わなくなっていたのでピッチ管理 (0~100%) 機能を追加しました。

その他、ベースやスネアにディストーション機能を追加しました。シュミットトリガ的なしきい値で判別する方法で、オクターバー (*オクターブ奏法ではなく、オクターブファズのようなトーン) としてまとめたので以前より埋もれにくい気がします。基本部のパッチは Cycling '74 のコミュニティにあるので、参考にすると面白いエフェクトが作れると思います。

cycling74.com

以下、変更箇所のまとめです。

Module Update
Sequencer Clock -
Swing -
Synth / Sampler Kick Pitch 管理の機能を追加
Hi Hat FM/RM 変調の機能を追加 / Pitch 管理の機能を追加
Snare / Percussion Distortion を追加 / Pitch 管理の機能を追加
Bass Distortion を追加
Layer Generator Sampler DRY/WET にLFOを追加 / Ptich 管理の機能を追加
Channel Strip Volume -
Panner -
Effector Compressor -
Delay Pitch 管理の機能を追加
Filter -
Glitch 廃止
Granular Glitch + Granular に変更
Graphic EQ -

iPhone 用のマイク

フィールドレコーディングする際、お手軽なので iPhone を使っています。iPhone 単体での録音もよいのですが、最近は専用マイクが各社から発売されているので、自分の趣向に合うものを探してみるのも楽しいと思います。

ざっくり分けると、無指向性・指向性 / ステレオ・モノラル / 専用アプリ付属 といった具合でしょうか。アプリが付属している場合、無圧縮での録音が簡単に出来るので制作に使用する際に便利です。ZOOM iQ7 / iQ6 や SUHRE MV88 等は専用アプリ付属です。

その他、ちょっと変わった用途にも使えるマイクに MicW i436 のような測定用マイクがあります。 iPhone で使える測定用マイクはあまりないので、ライブや PA をやっている方は重宝すると思います。

i436は、僅か50mm/8gのキャリブレートされたミニ測定マイクロフォンであり、IEC 61672 Class 2サウンド・レベル・メーター標準に準拠した無指向性プラグインパワーのエレクトレット・コンデンサー・マイクロフォン。感度および周波数特性は出荷前にファクトリでチューンナップが施され、MicWで測定した1台ずつの感度値がマニュアルに記述されています。

マイクの収納ケースの底がマイクスタンド用のアダプタになっていたり、上部のカラビナ用のホールがマイクホルダーになったりと気が利いています。i436 は無指向性ですが、指向性の i456 もあります。

現在ステレオ録音が必要な場合は iQ6 、その他の場合は i436 と使い分けています。


(写真: MicW i436)